[恒星大気の物理学] 優勢な散乱によって生じる問題

光の散乱の存在により、放射の特性と個々の場所の熱的特性とが無関係になり、radiative transferの式を解くことが非常に難しくなります。Radiative transferの解は放射平衡のページの(3)式で与えられ、さらに散乱がない場合はPlanck関数を積分することにより得られます。しかし、の場合はこの式は積分方程式となり、解くことが難しくなります。ここでは散乱が起こす重要な効果を簡単な場合について考えてみましょう。

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[恒星大気の物理学] 基本方程式、静水圧平衡

恒星大気のモデルとは、大気内部の密度・圧力・温度などの物理量の分布と、表面から出てくる放射スペクトルを与えるものです。ここでは最も簡単なplane-parallelで静水圧平衡かつ放射平衡にあるLTEの大気モデルの計算方法と、その結果について見ていきましょう。

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