[恒星大気の物理学] Negative Hydrogen Ion

中性水素に電子がもう一個ついたものです。

水素原子に結合している電子の存在は偏っているため、もう一つの電子がくっついて負の電荷を持つnegative hydrogen ionが存在できます。必要な電子は周りにいる重元素の電離により供給されます。その結合エネルギーは0.754eVと小さいので、高温の状態では存在できません。しかし、太陽やそれよりも温度の低い星の大気で吸収係数に重要な貢献をします。実際に太陽大気ではnegative hydrogen ionが吸収の大きな割合を占めます。Negative hydrogen ionはbound-free, free-free processで光の吸収と発光を行います。bound-free吸収は16500Å(1.65μm)より短い波長の光で起こり、最大値となるのは8500Åです。イオンのfree-free吸収は赤外域で大きいです。

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